ローマ市内北部にあるミルヴィオ橋は、もともとローマ帝国が滅ぶことになった、ミルヴィオ橋の決戦が行われた歴史的に有名な橋です。この、ミルヴィオ橋は近年、若い恋人達の縁結びスポットとして、改めて注目されています。
ミルヴィオ橋が若者に注目されたのは、若い世代に人気があるフェデリコ・モッチャという作家の、2004年に出版された「Ho Vogila di Te(君が欲しい)」という恋愛小説がきっかけです。
この小説は、2007年には同名で映画化もされる大ヒット作品で、映画の主役にリカルド・スカマルチョという若い女性に人気の男性俳優が出演したことでも話題になり、若い女性を中心にイタリアで大ヒットしました。この小説のワンシーンに、ミルヴィオ橋で恋人が永遠の愛を誓う場面があり、この時、橋の中央にある街灯に持参した南京錠に二人の名前を書き、街灯に南京錠をつけて、ミルヴィオ橋から鍵をテヴェレ川に投げるという場面がありました。
このシーンをあやかり、イタリア中の若いカップルがローマを訪れ、映画のシーンを真似して自分達も永遠の愛を誓う為に、このおまじないをあやかったことから、ミルヴィオ橋は縁結びの地として、人気になったのです。
ただ、あまりにも多くのカップルがミルヴィオ橋を訪れて、南京錠をかけていった為、2007年の夏には、ミルヴィオ橋の街灯が南京錠の重さによって倒れてしまうという事態になってしまいました。この為、ローマ市は大量の南京錠によって橋の景観も損なわれるとし、現在はミルヴィオ橋の高さと同じ鉄の柱を立てて、南京錠はそこにかけるようになっています。
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